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グラベルロードバイクで林道を楽しむ!オフロードや注意点も徹底解説

街中も砂利道も走行可能なグラベルロードバイク。長距離走行に適した設計で、現在日本でもツーリングで使用する方が徐々に増加してきています。
しかし、グラベルロードバイクは一般的なロードバイク同様、スタイリッシュな印象のため、林道などでも本当に走行できるのか疑問に思う方もいるはず。

そこでこの記事では、グラベルロードバイクで走行可能なオフロードや、実際に走行する際の注意点を解説。日本各地にあるおすすめの林道もご紹介するので、ぜひ週末に森林浴を兼ねたフォレストロード・ツーリングを楽しんでみましょう!

<このはこんな人に向いています>

  • グラベルロードバイクが走れるオフロードを知りたい
  • 林道を走るときに必要なものや注意点が知りたい
  • おすすめの林道が知りたい

グラベルロードバイクで走れるオフロード


グラベルロードバイクはオフロード(砂利道など)・オンロード(舗装路)問わずに走れるスポ―ツバイクです。また、長距離走行に特化し、以下のようなオフロードでアドベンチャーツーリングを楽しむことができます。

グラベルロード(砂利道)

グラベルロードバイクのグラベル(Gravel)とはの名のとおり、砂利道を意味します。
グラベルロードバイクは、アドベンチャーツーリングが広く親しまれているアメリカで誕生しました。アドベンチャーツーリングでは、数日間にわたりキャンプやツーリングを楽しみます。そのため、グラベルロードバイクのハンドルの位置は高く、疲れにくい設計となっています。

またグラベルロードバイクは、ロードバイクと比べるとタイヤが太く、安定性も高いため、砂利道のような不安定で過酷なオフロードも問題なく走行することが可能です。

トレイルロード(山野道)

トレイルロードとは、山道や林道のように自然がそのままの状態になっている道のことです。
街中のアスファルトとは異なり、トレイルロードには木の根っこによる凹凸や岩場があるため、グラベルロードバイクやマウンテンバイク(MTB)には頑丈なフレーム設計が求められます。

グラベルロードバイクはオフロード走行に特化しているため、チェーンが外れにくいスタビライザー機能や、耐久性に優れたクロモリ製のフレームを装備することが可能です。そのため、グラベルロードバイクはアップダウンが激しかったり、ぬかるみだったりのトレイルロードも問題なく走行することができます。

グラベルロードで林道を走るのに必要なもの


グラベルロードバイクで林道を走る際は、タイヤのパンクやケガなどが予想されます。いざ、何らかの不具合が生じたときに慌てないためにも、以下のようなアイテムを用意しておくとよいでしょう。

  • パンク修理キット(チューブ、タイヤレバー、パッチ)
  • 空気入れ
  • マルチツール
  • ヘルメット
  • 応急処置セット など

先述のとおり、林道は凹凸のある過酷なロード環境です。そのため、タイヤがパンクした際に応急処置を行える修理セットや空気入れはマストアイテム。また、林道ではケガにも備えておく必要があります。

特にアップダウンの激しい道ではヘルメットを着用し、応急処置セットも忘れずに携帯しましょう。「もしものとき」を想定して、可能な限り準備をしておくことが大切です。

グラベルロードバイクで林道を楽しむ際の注意点


グラベルロードバイクで林道を走行する際は、以下の点に注意が必要です。

  • 暴走行為を行わない
  • 立ち入り禁止ゲートには入らない
  • 1人で林道を走らない

林道は街中のアスファルトとは異なり、整備された道ではありません。道幅の狭さやアクセスの悪さなどの理由から、救助に向かえない場合も想定されるため、立ち入り禁止区域には絶対に入らないようにしましょう。また、同じ理由で単独行動も避けてください。

そして林道や山では、ハイカーやグラベルロードバイク以外を楽しんでいる方もいます。接触事故を避けるためにも、可能な限りグラベルロードバイクの利用者側が道を譲るようにしましょう。ルールやマナーを守りながら、グラベルロードバイクを楽しんでください

グラベルロードバイクを楽しめるおすすめの林道


日本にも、グラベルロードバイクを楽しめる林道が全国各地にあります。

特におすすめなのが、絶景を眺めながら長距離走行楽しめるスーパー林道です。「スーパー林道」とは、国内の木材生産の整備を目的として、未開発の広域な森林地帯に整備された高規格林道です。林道網の中枢を担う基幹的林道の整備を行うために、森林開発公団が開設。正式名称「特定森林地域開発林道(通称:スーパー林道)は、全国で23路線が整備されました。グラベルロードバイク愛用者に人気のスーパー林道を、以下に3つご紹介いたしますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

御荷鉾スーパー林道(群馬県藤岡市〜甘楽郡南牧村勧能)

御荷鉾(みかぼ)スーパー林道は約67kmに及ぶ関東屈指の林道です。群馬県藤岡市を起点とし、終着点である群馬県甘楽郡南牧村勧能を目指します。

走行環境は全体の約3分の2が舗装路、残りの約3分の1が未舗装路のため、ロード初心者にも比較的走りやすい林道です。標高約1,340m地点には「御荷鉾スーパー林道展望台」と呼ばれるスポットもあり、晴れた日には山梨県や埼玉県の山々を見渡す絶景を拝むことができます。なお、御荷鉾スーパー林道は例年12月~4月下旬まで、凍結および除雪のため全面通行止めとなります。

美深歌登スーパー林道(北海道美深町〜枝幸町登歌)

美深歌登(びふかのぼりうた)スーパー林道は、北海道ならではの広大な景色を眺めることができる日本屈指の林道です。区間距離は約42km、そのうち35kmはフラットダートと呼ばれる比較的凹凸が少ない未舗装路になっています。そのため、基本的には走りやすく、グラベルロード初心者でも爽快に走り抜くことができるでしょう。

美深歌登スーパー林道は、西側は美深町の国道40号、東側は枝幸町歌登の道道120号に位置します。しかし、10月下旬から~5月上旬までは冬季閉鎖となるため、訪れる際は確認が必要です。また、開通期間であっても熊が出没する可能性があるため、鈴やホイッスルなどの音の出るアイテムを身に着けることをおすすめします。

徳島県の剣山スーパー林道(徳島県勝浦郡上勝町〜同県那賀郡那賀町)

林道ツーリングのメッカとして、全国各地からツーリング愛好者が訪れる剣山(つるぎさん)スーパー林道。全長は約87.7kmにおよび、日本で最長の林道として有名です。

剣山スーパー林道の起点は徳島県勝浦郡上勝町。中間地点となる川成峠付近は標高1500mに達し、「徳島のへそ」と呼ばれる剣山スーパー林道の最高地点があります。また、川成峠から終着地点となる徳島・那賀郡那賀町木頭までの道なりには、「高の瀬峡」とよばれる紅葉の名所もあるため、大自然を堪能できるでしょう。なお、毎年12月1日~翌年3月31日までは積雪のため全面通行止めとなっています。

まとめ:林道の走行はグラベルロードバイクの醍醐味


グラベルロードバイクの魅力は、何と言ってもオンロード・オフロード問わずに走行可能な点です。街中でよく見かけるロードバイクとは異なり、砂利道や林道などの、ありとあらゆる場所や環境でツーリングを楽しむことができます。

特に、今回ご紹介したような日本各地のスーパー林道でのツーリングは、グラベルロードバイクの良さを存分に発揮することが可能です。広大な山々の景色や、季節を感じられる紅葉などに囲まれながらのツーリングは、忘れられない経験となるでしょう。ぜひ、当記事を参考に長距離のダート走行にもチャレンジしていただけたら幸いです。

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